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うまや人

2019
3/21
ひろコラム5(馬と人との違いを考える)

今回は、馬に乗っているときに、馬と人との違いを意識する ということについて書いていきたいと思います。

と言っても、難しい事を考えるのではなくて、ちょっとした感覚的なことについて意識乗ると、乗るときに何がいけないのか、何でそのように乗らなくてはいけないかということの理解と体の使い方に助けになってくれます。

人は普段歩いたり走ったり止まっているときも、地面から足、体、頭までほぼ垂直線上の状態で動いています。つまりまっすぐ進んでいるときも曲がっていくときも体全体が同時に同じ場所を通過しています。
一方馬の場合、頭からお尻までは前後に長い状態で運動したり止まっています。つまりまっすぐ進んでいるときは直線上に頭からお尻、脚もいます。(正確にはそうなるように乗り手が導く必要がありますが)曲がるときは体のどこが一番最初にカーブに入っていくでしょうか。当たり前ですが頭ですよね。そして頭がカーブに入ったとき、馬の体はまだ直線の上にいます。ということは、馬の頭と人のいるところにはずれがあるということです。さらに馬は首が長くて、曲がることができます。それを頭からお尻まで一本の棒の感覚でとらえていないかを考えてみましょう。今書いたことは当たり前のことですが、馬の上では忘れてしまっているもしくは、考えてないということが多いのではないでしょうか。

何が言いたいかというと、自分が運動するときと体を同じ感覚で思っていると、馬の頭が曲がっていくと同時に自分も(馬の体の部分)曲がろうとして体が傾いたり体重を内側にいっぱいのせすぎたりという状態に知らず知らずなってしまいます。頭をジィーとみていることが多い場合は特にですが、そうでない場合も行先を直視しすぎて馬の体制と馬の上に乗っているイメージが抜けてしまっているときも体が崩れやすいです。
また、馬の体、体制をしっかりイメージ出来ていると、手綱・体・脚などを、今どこをどう使って馬をコントロールしていけばいいのか理解と行動をしやすくなります。

また、人は2本の左右の足で立っています。ので、どちらかというと幅広で前後は薄い状態です。
一方馬は、4つ足で前後に長く、上から見てわかるように横は薄い体になっています。
人は、左右のバランスには強いですが、前後のバランスには弱いです。馬は前後には強いけど、左右の負重には弱いです。
人は左右に強いので、知らず知らず簡単に馬の上でもどちらかの鐙で踏ん張ってしまったり、体を横にくの字におってしまったりしやすいです。

他にもいろいろありますが、また機会があれば触れたいと思います。
でも、それをわかっていても乗っているときは頭からぬけてしまいますよね。それを定着していくために私達インストラクターが手助けする必要があるし、これらを踏まえてどうすればいいのか、直すためにどうしたらいいのかをアドバイスするためにいるので大丈夫です(はずです。)。

CRでもいろいろなイメージを使って教えることを大事にしていますが、乗るときもいいイメージを持ってのることがとても大切です!

※これらひろコラムの内容はわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上
 暖かい目で読んでください。


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