2016
8/23馬のお手入れ講習
2016年８月20日（日）、会員を対象として、馬のお手入れ方法についての講習会を開催しました。
講師は“グルーミングインストラクター”の川越靖幸先生。元JRA厩務員で、競走馬「ゼンノロブロイ」等を担当され、ゼンノロブロイが英国インターナショナルＳに出走した際には「ベストターンドアウト賞」（手入れの行き届いた最も美しい馬に仕上げた厩務員に贈られる賞）を受賞されたという経歴の持ち主です。
本日お手入れのモデルを担当するのはチェリー。当クラブでは最も横幅のある大形馬ですが、川越先生は大きさなど意に介する様子もなく、説明を交えながらてきぱきとお手入れを進めていきます。会員たちはメモを取りながら、お手入れの仕方や順序を食い入るように観察し、疑問点はどんどん質問として投げかけます。川越先生は時には手を止めて、丁寧にご回答くださいました。
シャンプー液を洗い流した後に現れた、チェリーの地の白さとブチ模様のコントラストに皆びっくり。普段汚れがちな前膝や飛節もすっかりきれいになっていました。
最後に鬣を梳り、しっぽを丁寧にブラッシングして終了です。
もちろん、普段からチェリーをお手入れしていないわけではないですが、体毛の根元から丁寧に汚れを掻き出すと見違えるようになることがよくわかりました。
また、仕上がりの美しさもさることながら、終始チェリーが気持ちよさそうだったのも印象的でした。
続いて、会員たちでお手入れを実践してみます。モデルはシルバーとドリーム。
先ほど見聞きしたことを会員同士でああだこうだ言い合いながらお手入れを開始。時に川越先生に「××ですよね？」と確認しては「○○です」と訂正されつつ、作業を進めます。
少々時間はかかりましたが、２頭ともつやつやぴかぴかになりました。
川越先生、丁寧なご指導をありがとうございました。そして、参加された会員の皆様、お疲れ様でした。