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うまや人

2019
3/13
ひろコラム4(柔軟性)

今回は、柔軟性について書きたいと思います。

よくある質問の中で、体の柔らかさや乗る前のストレッチについて聞かれることがあります。
一般的に柔軟性、体が柔らかいと言うと、足がいっぱい開くかとか、前屈姿勢がどれぐらいできるかなどを考えると思います。上手に乗る為にそれが必要かどうか聞かれることが多いです。
硬いよりはもちろん柔らかい方が良いとは思いますが、そういう柔らかさがなければうまく乗れないかというと、そんなことはありません。
乗馬で必要な体の柔らかさとは、体がどれだけ曲げたり開いたりするかではなくて、どれだけ自由に(特に関節)動けるか、動かされることができるかです。
場所によってそれぞれ動く方向は決まっていて、それらを如何に固めずに必要なときに動かせたり、馬の動きを邪魔しないよう動かされる状態になっているかが大切です。前回のコラム(リラックスについて)に連動しています。
また、動ける方向に反して無理に動かしたり、固めていると体を痛めることになってしまいます。
CR(センタード・ライディング)では、これに適したストレッチを教えています。関節の空間を広げ、動きやすい状態をつくります。

それぞれの関節が柔軟性を持っていることも大切ですが、他の関節と連動して動く状態になっているか、ということも大切です。
例えば、脚には大きくわけて足首、ひざ、股関節があります。もし、立っている状態で(座っていても同じですが)つま先が地面から離れないように足首を使ってかかとを上げたらどうなるでしょう。
横から見た場合、脚はくの字に曲がりませんか。ということは、ひざと股関節も同時に動いたということになります。もし、ひざと股関節が動かないようにしていたら、左右どちらかに体を大きく傾けないとかかとは浮かないと思います。体を傾けないようにすると、重さでかかとが浮かない、またはすごい力が必要になります。

これが馬の上ではどうなるでしょう。私がレッスンさせてもらっている経験上ですが、脚が固まって足の位置が高かったり、逆に伸びて前にでてしまったり悩んでいる方が多いです。それについては、また別に書きたいと思いますが、それに関わっています。
脚に関して、みなさんが馬の上で一番簡単に動かせる、または無意識に使うところは、ひざです。そのとき他の関節と連動しない状態で、ひざを曲げたり伸ばしたらどうなるでしょう。それが上半身まで影響してきます。

ついでに、体のことで良く聞くことで、体が歪んでる、長さが違う、ケガや病気の後遺症などで動かない場所があるまたは力が入らないから上手くいかないけどどうしたらいいですか、ということも多々あります。
多かれ少なかれ、みんなそれぞれ体に特徴があって、左右対称まったく同じ、体がすべて正常な動きができるという人の方が稀です。それを体を連動させながら動きの中で修正、バランスをとっていくことを考えながら人に教えています。
ケガ等で動かなくても、それぞれにあった方法をお客さんと相談しながら一緒に課題と解決方法を見つけて解決していって、無理のない範囲で目標に向かって楽しめる乗馬にできたら最高だと思っています。

ということで、乗馬においてはまたが足がいっぱい開かなくても、問題なく乗れるし、上達もできますので大丈夫です!。もちろん関節の稼働範囲が大きいことはプラスになりますし、健康にもいいのであるにこしたことはないですね。

今後は、イラスト等も入れたいと思っていますが、もう少しできるようになったらやりたいと思います。絵心ないけど。

※これらひろコラムの内容はわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上
 暖かい目で読んでください。




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