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うまや人―カテゴリー:ひろコラム

2024
3/2
ひろコラム改2 自分の感覚と体の誤差を知ろう2

前回、実際の体と自分の感覚の違いを知り、認識することがまず大切なことにふれました。
そのうえで、それを修正して正しい姿勢や動きにしていく訳ですが、これがまた難しいです。

自分で直そうとしても、思ったように体が動かせなかったり、直したと思っていても実際はたりなかったり、今度は違うように変わってしまったり、またそれが正しいかどうか自分だけではわからないということや、他のことで精一杯でそれどころでなくて後回しにしてしまうということがよく起きます。

伸び悩んでいる方や、きれいに乗りたいと思っているのにイメージ通りいっていない方、馬にできるだけ優しく乗りたいけど荒くなってしまい悩んでいる方には、この修正が、基礎を知ることとともに上達するためのヒントの一つになってくれると思います。

姿勢や馬の動きについていくときの体の動きについてはそのテーマの回ごとに書いていきますが、
修正が上手くいかない理由は、どこを(どこの関節、体の部分)動かすと動かしたいところが動くのか、動かしたいところに動くのかわからなかったり、体の部分部分との連動性がわからなくて直そうとしたら他もおかしくなってしまうとかがあります。無理して直そうとしたら体が痛くなって困るとかがあったりします。
何が原因でそれが起きているのか、直せないのかを理解することが重要です。

何よりも、今まで違和感なくそうしていたのに、修正するとものすごく違和感を感じたり、こんなに違っていいのだろうかと信じられなかったりして、直してもすぐに戻ってしまうということが起きやすいです。

CR(センタードライディング)の中には、ボディーワークというのがあります。これはインストラクターが生徒さんの体を動かして、体のどこがどのように動くのかを体感してもらいながら、体のポジションのとり方や動き方を指導するものです。

このボディーワークは、修正にとても有効です。この作業を通して、「あ、この場所か」とか、「この感覚か」とまず体感していく。新しい感覚の発見とその感覚を覚えて自分のものにしていく。最初は違和感がありますが、その違和感を受け入れながらならしていく。動きに関しては、楽になったりして受け入れやすい場合が多いです。
ただ、すぐに戻りやすいので、頻繁に修正をする必要があります。
そのためにも、しつこく言われ続けることが必要で、それを悪いようにとらえないことが肝心です。
今回のテーマは、今後ふれていく内容にほとんど関係してくることになります。

このように、理屈っぽく細かい内容になってしまい、退屈に感じてしまうかもしれませんが、読んでくれた方達に少しでもお役にたてたらと考えていますので宜しくお願い致します。


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2024
2/26
ひろコラム改1 自分の感覚と体の誤差を知ろう1 

乗馬上達のヒント

皆さん乗っているときに、自分ではやっているつもりなのに、またやっているつもりはないのに注意されると思ったことはありませんか?
私は経験的に多くの方にいわれたことがあります。

馬の上では(普段でもそうかもしれませんが)自分の体の状態、動きを正しく把握することはとても難しいです。
緊張や馬上での気持ちの先走り等や体の歪み、利き腕等の体の使い方の癖等、いろいろな理由があります。
自分では同じようにしている、動かしているつもりなのにずれているということが多いのですが、自分では気づけない、感じることができないという大変難しい問題があります。例えば同じように考えているのに右手が前に出ている、左のかかとだけ前に出ているなどです。


①多くの方は、右と左同じようになっているつもりでもずれがあります。
②拳の位置、肩やひじの状態、動きも意外と気付かないことが多いです。
③まっすぐのつもりでも、慣れるとずれている感覚がない、不安を感じないことが多いです。

その体と感覚のずれが、体のポジションや動かし方の修正などの大きな障害となってしまいます。
どんな事例があるのかは違う回にふれますが、何かをしようとするさまざまのことのスタートラインがそもそもずれてしまうということが起きて、頑張っているのに思い通りいかないとへこんでしまうということが多いです。

なのでまずは自分の状態を知ることが大切で、映像等で自分で確認をして実際の状態と自分で思っていたことの誤差を知り、認識をするということがまず大切です。そして、良いとか悪いとかではなくて「あー、こうなっているんだ」とまずは知って納得して受け入れることが大切です。
その上で、どうすればいいのかを考えるのはインストラクターに頼れば、以前より素直に受け入れやすく自分でも変化を促しやすくなります。

それを知るためには、自分では気付けないので指摘してもらうか、写真やビデオ等の映像で確認するしかありません。確認して許可が下りるのであれば、他の誰かに撮ってもらうか、固定して撮ることが出来たら最善です。なので、私は最近は映像を見てもらうことを増やしています。
できれば、前、後、左右側面でそれぞれ確認したいです。


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2024
2/26
ひろコラム改始動

長らくお休みしていましたが、ひろコラム改として再び始めることになりました。
以前よりより細かくわかりやすく書ければと思っています。

どのようにして乗るといいのかも書くつもりではありますが、自分が今までしてきた指導経験をもとに皆さんがよく悩んでいること、上手くいかないことなどに対する原因と解決方法をできるだけふれていきたいと思っています。
ただ難しいのは、同じような悩みやできない事柄でも、人によって原因や解決に向けてのプロセスは変わってくることです。なので全ての方に当てはまることは書ききれません。

内容としては初級者~中級者の上手にできないと悩んでる方や、長年乗っているのに思うようにできない、わからないという方達のヒントになれるようなものにしたいと考えています。
当クラブの練習の予習、復習に使ってもらえればと思います。

ここで書くのはあくまでも自分の経験に基づく一つの方法であり、わかりやすくするために省いていることもあるということをご了承ください。

どうぞよろしくお願いいたします。


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2020
4/30
ひろコラム22(動画あげました)

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?コロナの影響でストレスがたまってませんでしょうか?

当クラブも町からの休業要請により、5月6日までお休みさせていただきます。申し訳ございませんが、ご理解とご協力のほどお願いします。

皆さんに少しでも気がはれるように動画をあげていきたいと思います。

馬達はコロナなど何も関係なく元気にしています。ただ、日々のリズムが変わってしまうと今後問題が出てしまうので、しっかり管理していきたいと思います。

皆様もまた馬達に会えるようお体に気をつけてください。


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2019
11/7
ひろコラム21(立つ時よりも座るとき)

しばらくお休みしていましたが、また再開したいと思います。
今回は、軽速歩するときについてふれたいと思います。

私の見てきた経験上、軽速歩するときに立つことばかりに意識がいってしまってることが多いです。確かに正しく立つことも大切ですが、より大切なのは座り方の方と座っている時間だと意識するといいです。

座るとき、座っているときは休憩する時間ではなく(合図をすることも含めて)いかに正しい姿勢とバランスに座りにいくかがポイントになります。そうすることで、より正確に手綱や脚といった扶助が使いやすくなるし、上手に立ちやすくなることにつながります。そして股関節をしっかり意識して座りにいくことがコツです。立っている状態から寄りかかったりして落ちてくるのではなく、自分でしっかりと座りにいくのです。椅子にすわるとき、どの様に座っているか、自分の体をどう動かしているか是非確認してみてください。大きなソファーに座ってはダメですよ。

そして座ったら、自分が先に動かないようにじっくり馬の反動を待つことも大切です。自分の力だけで立つのではなく、馬の反動をどれだけ利用するかです。1、2のリズムを自分で作るのではなく馬の動きに合わせるのです。いかに楽するかでいきましょう(笑)。

※これらひろコラムの内容はわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上
 暖かい目で読んでください。


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2019
7/25
ひろコラム20(より良い座りをめざして)

このコラムも20回を迎えました。何とか続けられているのも皆さんが役に立っていると励ましてくれているおかげです。これからもよろしくお願いします。

今回は、20回記念ですので、多くの人が悩み苦しんでいる正しく座ってのることについてふれたいと思います。
座りについては、騎座を使って乗るとか、深く座るとかよく言われますが、誰でも鞍にちゃんと座っているし、お尻をつかう?とよくわからない人も多いと思います。とても大切ですが、奥も深くなかなか難しいことなのでとても簡単にできるだけシンプルにして今回はふれたいと思います。

正しく座るということは、正しい姿勢で乗ることにつながっています。それでは正しい姿勢とはどんな状態でしょうか。背中をピーンと伸ばしてピシッと動かない状態をイメージしている方が多くないでしょうか?でもそれだと馬の動きと同調して動いていくということと矛盾していることに気づきます。でもお尻を動かさないと不安定なので、腰をがんばって使って動こうとします。そしてお尻をいっぱい鞍の上で動かすことが騎座を使うと考えて力をいっぱい使って乗ってしまう状況になる。でも馬と合わないときは、一生懸命お尻を鞍につけようとしている割にはお尻が浮いてしまいます。(脚のしめすぎなどの原因もありますが)そしてその疲労感と頑張った感の割には馬があんまり動かない、すぐに止まってしまうので落ち込む。そんな経験をしている人も多いのではないでしょうか。

以前からお尻がまっすぐ座れていることが大事なことは書いていますが、その時に体や足の筋力でしてないことが大切です。おなかの重心や丹田を意識しながら体を緩めながら骨盤の角度を調整します。出来たと思ったら体の各場所を意識してみてください。首、肩、背中、腰、お尻、股、ひざ等その場所をただ意識するだけでいいです。ここをこうしなければとか考える必要はないです。するとそこが固まっているのか、緩んでいるのか気付くことができます。漠然と体とか足とか考えてしまうとよくわからなかったり、勘違いしてしまうことが多いです。なぜならば人の脳は自分の都合のいい所をだけを切り取り出来ていると判断してしまうことが多いからです。
リラックスして骨盤が正しく座れていると、体重を最大限騎座に乗せていくことができる。それが深い座り、より良い座りにつながっていきます。そして馬の動きについていける柔軟なからだを得られ、安定感を得られることになります。
どうやって骨盤をまっすぐに座るのかはまた今度ふれたいと思います。

より良い座りを目指してがんばりましょう!

※これらひろコラムの内容はわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上
 暖かい目で読んでください。


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2019
7/5
ひろコラム19(人の合図と馬の動作)

今回は、人が合図をするタイミングと馬がそれをするまでの動作を書きたいと思います。特に馬が足を動かすということに絞っていきたいと思います。

発進の合図にしても止める合図にしても、合図の前の準備が大切なことは以前ふれましたが、扶助を行うタイミングとその動作を馬が行うまでの時間を知ることが大切です。
自分で動いているときを想像してみます。だるまさんがころんだはほとんどの人が経験あると思います。鬼の人がころんだ!と言って振り向いたときピタッと体を止めようとしますね。その時物凄くバランスが悪く、片足だったりしてついふらっと動いてしまってOUT!になってしまったりします。馬に合図をするとき、このころんんだ!という合図になってませんか?
運動会などの全体行進を想像してみます。前進行進をしていて、先生がぜんたーい止まれ!と号令します。そのときどうやってとまりますか?必ず止まれ!の後にいち、に として止まります。そうすると地面に両足でしっかり立てるし、体も止まるように体制をとれます。
要は、合図と同時に、特に片足をあげているときにいきなりピタッと止まるのは難しく、前に行こうと思っているときには止まれても体制が悪くなってしまうのです。
馬は4本足なので、人よりはいいですが同じです。これをイメージしながら合図をするだけでも変わってきたりします。

走り出すときも、右足が地面に着いたときに右足から上げて走れと言われたらすぐにできなくて、急いで足を入れ替えます。これも馬は同じことを感じています。

そうした馬の足の動きを意識して乗る為にも、馬のリズムを気にしながら乗ることがとても大切です。どっちの足が動いているのかわかるためには、はまたいつかふれたいと思います。

※これらひろコラムの内容はわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上
 暖かい目で読んでください。


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2019
6/28
ひろコラム18(乗り方とトレーニング)

上達するのに大切なのは、正しい乗り方を知ることと、何が原因で上手く出来ないのか自分の課題を把握して、その改善方法を理解することと、そしてそれを改善していくためのトレーニングをしていくことだと私は考えています。

乗馬は感覚的なことが多いので、感覚をつかむまでひたすら乗りまくるという考えもありますが、それで上手く出来る人は少ないのではないでしょうか?子供の頃や体の感覚がよかったり、体型に恵まれている人であればあまり悩まずに出来てしまうこともあります。でも、大人になってはじめた場合、乗っても乗っても思うようにうまくいかない、もしくは時間がすごくかかるという人の方が多いと思います。

確かに感覚をつかむことが大事なのですが、大人の方の場合、理屈や頭で理解するということがスムーズに習得しやすくしてくれるし、感覚をつかむための目的を持ったトレーニングを積んでいくことが、一見遠回りに見えても上達への近道の場合が多いです。

なので、お客さんとインストラクターで問題点と課題を共有して、改善方法を道すじ立てて取り組んでいくことを私は大切にしています。

私の指導理念になってしまいました。


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2019
6/21
ひろコラム17(体のゆがみについて)

左右の体のゆがみや傾きについて、多くの人が悩んでるのではないかと経験上感じています。
体やお尻が右や左にずれたり、どちらかの肩が落ちていたり、右足が上がりやすかったり、左足が突っ張りやすかったり。また、体が右を向いていたり、拳の位置や高さが違ったりしています。
そして、一番の悩みはそうなっているとき、自分では気がつかないことです。

人は、普段の生活の中でいろいろな体の使い方をしていています。例えば荷物を右手でよくもっていたり、バックを左肩にいつもかけていたり、左右どちらかを上にして足をくんだり、ささいなことを入れれば大変多くのことをしていて、それらによって体のゆがみがでたり、そもそも多くの人の体は左右不均等です。そして、そのゆがみを持った状態でバランスを保っていて、それが心地よいと感じていて、イコール左右均等になっていると感じています。
また、利き手利き足もあるのでそれぞれ使いやすいように体を動かしています。当然、馬の上でもそうした事がでてくるし、普段のゆがみが影響してきます。

かといって、私生活を直していくのは大変です。でも馬の上で動きの中で直していくことが出来るし、それによって私生活のゆがみもよくなっていくこともあります。

それの直し方、左右の均等の取り方はどこが原因かでぜんぜん変わってきますので今回はふれませんが、先ほど書いたように本人は心地よいので気がつきにくいし、直していく過程においては心地悪いことが多いです。それに加え、癖を直さなくては!と考えていくと落ち込んでいきやすいので、新しい感覚を取り入れていこう!と考えて、なおかつゆっくりと取り入れていくつもりでがんばっていった方がいいです。

技術的なことを書こうと思ったら、メンタル的なことになってしまいました。次回ゆがみについて書くときは、もう少し具体的なことにふれたいと思います。

※これらひろコラムの内容はわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上
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2019
6/13
ひろコラム16(準備を大切に)

馬に乗っているとき、馬を動かそうと必死になってしまって、合図の仕方や自分の姿勢が無茶苦茶になってしまって、余計に上手くいかないということがよくあります。
いざ馬を曲げようとしたとき、馬の顔だけ内側向いてまっすぐ直進されてしまったり、駆歩をしたくても速歩のままになってしまたり、思ったとおりにスタートできなかったりということは誰もが経験していると思います。
曲げ方や移行の仕方等は今回はふれませんが、何をするにしてもその前の準備がとても大切になります。

自分の場合を考えてもわかります。突然曲がれ!と言われてもそんないきなりできないといいたくなります。突然後ろからおされて進めとやられるとバランスを崩したり、体がかたくなってしまいます。いきなり止まれと言われても、その場ですぐ止まることはほぼ無理です。前もって言ってもらっているとスムーズにできるようになったり、スムーズにいくように用意します。

馬も同じで、いきなりただ曲がれ、進め、止まれといわれてもその場ですぐというのはほぼ無理です。これから何かするよという準備をしてあげることが重要です。そしてそれは、自分がそのとき正しく乗るたまの(正しく合図を継続していくための)、またバランス等を保つためにも大変重要なことになります。
どのようにその準備をするのかはまた今度じっくりふれたいと思います。

馬への合図は、準備を含めて合図になる!

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2019
6/6
ヒロコラム15(ついついなる体のこと1)

普段乗っていて、ついついなってしまう体の癖というかことをシリーズとして取り上げてみたいと思います。

今回は、頭のことにふれたいと思います。

乗っている時に、アゴが上がったり引きすぎたりして、頭がうしろに倒れたり前に下がりすぎたりしてしまうことが多いです。そしてそれに気づかないことがほとんどです。頭は非常に重いので、頭がどうなっているかが身体の姿勢やバランスにものすごく影響してきます。私の経験上、初級者の方ほどアゴが上がって頭がうしろに倒れる傾向が強く、経験が多い人は頭が前に倒れる、下を向く傾向が強いです。

アゴが上がる場合は、体が前に倒れていても頭でうしろにバランスをとってしまうので、脳が体が前に倒れていないと勘違いしてしまいます。また、軽速歩で頑張って上に上がろうとして顔が上に向いてしまい、うしろに倒れそうになるのを無理に耐えて辛くなってしまうことが多いです。あと、一生懸命に頭で考えている時も無意識にアゴが上がりやすいです。

先程書いたように自分ではバランスがとれていると錯覚してしまうので、自分で気づきにくいのでやっかいですね。直し方は人それぞれですが、知っていると役に立ちます。

上半身はお尻から肩までと無意識に考えてしまっている人が多いですが、お尻から頭のてっぺんまでが上半身です!

※これらひろコラムの内容はわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上
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2019
5/30
ひろコラム14(ゆずりが大事)

今回は、ゆずりについて書きたいと思います。

馬に何かを求めるために合図をしたとき、馬が正しい反応をしたときには必ず合図をそれ以上しないでゆずる(解放、元の状態に戻る)ことが大切です。

わかりやすく簡単な例で言うと、馬を停止もしくはゆっくりにしたいとき、手綱を引いて合図をするとします。(正確には正しい扶助の仕方が必要ですが、ここではわかりやすく引くとします。)それに対して馬が停止もしくはゆっくりになった場合、その合図からの解放が基本です。必ず引く前の状態に戻ってあげる必要があります。引くのをやめるということですが、その後手綱をもとの状態よりゆるめるということではないので間違えないようにしてください。もしそうしないで引き続けた場合、後ろに下がったり、止めるつもりでないのに止まったりしてしまいます。また、何をしたらいいのかわからずに、馬が怒り出したりします。
これはわかりやすい例なので、当たり前だと思う人も多いかもしれません。でも馬が停止した後、また勝手に馬が動きそうで、強くはないとしても引き続けていたり、いつでも強く引けるように腕に力を入れていたりしてしまうことはよく目にします。でもそうしないと動いてしまうじゃないかという声が聞こえてきそうですが、もしそうなってしまうのであれば、馬と人の合図の決まりごとがちゃんと成立してない状態です。動くにしても、動きそうにしても、必ず一回ゆずってからまた停止の合図をすることが大切です。特に馬が興奮してるとき、抑えようと引き続ければ引き続けるほど興奮してきて跳ねたり勢いよく走ろうとしてくる経験をしたひともいると思います。気持ちはよくわかります。

馬とは合図を通じて、会話をしていくことが大切です。馬に対してゆずるという行為は、馬に対してそれでいいんだよ、正解だよと教える意味を持ちます。そうすると馬はそれをすると楽になるので、どんどんと軽い扶助で反応したり、合図を理解していきます。

これは、脚を使うときでも、馬の体制をとるときにも、馬のお手入れの時にも引馬の時にも、基本的には常に一緒です。

それぞれのことも、今度書ければと思います。

ゆずりは、合図することと同じぐらい、それ以上かも、大切です!

※これらひろコラムの内容はわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上
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2019
5/23
ひろコラム13(馬のリーダーになる2)

前回の続きです。今までの内容とも重複すると思います。

前回、ルールを明確にすることが大切ということを書きましたが、特にこうしなければいけないというものは本来ありません。もちろん、馬の性質をふまえて安全で馬に負担が大きくないものにする必要はあります。
例えば、多くの方は蹄の裏をお手入れするのに、脚を軽くポンポンと叩いて脚をあげてもらっていると思います。何でそれをするかというと、そうしたら脚を上げるという人と馬のルールが決まっているから上げてくれるのです。新馬に同じことをしても上げてくれません。クラブの馬の場合は、不特定多数の人が扱うのでクラブのルールが必要ですが、仮に自馬だったら、それである必要はなく、2人の中でわかるルールにしてもいいのです。そこには、人がリーダーであるという前提が必要ですが。

乗っているときも同じです。脚を使って馬のおなかを圧迫すると馬が進む、早くなるというのもルールがあるから動いてくれるのです。強く使うから動くのではなくて、軽い力でもちゃんとお互いの決まりごとができていれば、それで十分になります。軽い力で動くのを馬にわかってもらうために強い合図が必要となってきます。

どのようにルールを構築していくかはまたの機会にします。

乗るだけでなく、その前の関係作りが非常に大切です!

そのためのコースか講習会を今度開催したいと思います。

※これらひろコラムの内容はわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上
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2019
5/16
ひろコラム12(馬のリーダーになる1)

先週、今週と2週連続で講習会に勉強しにいってきて、講師の方は違いますが、たまたまどちらもナチュラルホースマンシップの内容でした。なので、今回は普段から自分も大切にしていることと、習ってより理解を深められた事から書きたいと思います。

それは、普段馬と接しているときも、乗馬の時においても
 人が馬のリーダーになることが大事!
ということです。

よく似たようなニュアンスで、馬に負けてはいけないとか、わがままを許してはいけないとかを耳にしますが、ある意味大きな範囲で言えば同じになるかもしれませんが、どちらかというと馬に対して高圧的な感じがします。簡単に言えば、痛みと恐怖で支配するニュアンスが強いです。
一方で、ただかわいがって、ほめるだけではみなさん経験があるかたも多いと思いますが、好き勝手されて時には危険な状況になったりします。
リーダーになるという感じはいろいろ考えるうえで、とてもしっくりきます。

みなさんご存知の通り、馬は群れを成している生き物です。その中にはボス(リーダー)がいて、序列があって、大人と子供がいます。ボスがそこのルールのもと群れを統括していて、行く方向とスピードをコントロールし、群れの馬達に安全と、快適な状況を作っています。

ということは、馬に接したり乗るときも、馬と人の間に決まったルールをしっかりと設定し、そのルールを守りながら人といれば安全で快適という状態のもと、行きたい方向とスピードを馬に伝えることをすればリーダーになれる!ということです。
馬は草食動物で、餌よりもかわいがられることよりも、出来るだけ身に危険のない安全な環境や感情をまず求めていて、それが一番快適や安心なことで求めていることです。そしてそれを提供してくれる(自分を守ってくれる)人に信頼や従順性をしめします。それと同時に、母馬が仔馬に持つ愛情もとても大切です。母馬はかわいがるだけでなく、生きていく方法やルールをちゃんと仔馬に教えていきます。

そんなの難しくてできるか!やりたいけどわからない!という声が聞こえてきそうですが、実はそんなに難しいことをするわけではないんです。普段から、本当にささいなことをするときでも、この発想をもって馬と接しているかどうかだけなんです。

長くなってしまったので、続きはまた次回にします。
馬との関係づくりは、馬房から始まっている!

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2019
5/9
ひろコラム11(一緒に、同時にに考える)

前回の内容と同じになりますが、1つのことだけにこだわらないようにするために、一緒に(同時に)考える癖をつけていくということについて書きたいと思います。

人それぞれダメだと思っていても、どうしてもなってしまう癖みたいなものがあると思います。それらについて原因をさぐり、改善していくということはもちろん大切で必要となりますが、そのあとしばらくは何かするときにすぐに同じ癖が出てきてしまうものです。そして、その癖によってなりやすいタイミングがあったりします。
例えば、右脚を使いたい時に体が傾く(おしりがずれている)。脚を強く使うとき、体が前や後ろに傾くまたは拳や腕が硬くなったり高くなるなど。

なので、そうなりやすい人は、右脚を使いたい時にお尻(騎座)から気にしながら(真ん中にいるようにしながら脚というようにセットで考える)使うという発想を持てるように練習していく。馬を元気にしたいときこそ上半身をリラックスなど、セットに考えながら練習する、癖づけていくことがいいのです。もちろん毎回上手くいかないでしょうが、頑張って習慣づけていくとあまり考えようとしなくても、なんとなく気になるようになってきます。

いろいろなパターンがあり、どれを気にした方がいいのかはインストラクターのアドバイスが必要になります。すぐにできなくても気にしないで、10回に1回上手くいったのが、そのうち5回に1回、2回に1回と良くなっていけばいいので、焦らず続けていってみてください!

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2019
4/25
ひろコラム10(一つにこだわらない)

今回は、私が普段のレッスンでよくみなさんに良く伝えていることです。
例えば、脚を直そうと考えたとき、そのことだけに集中しすぎないということです。

多くの方が経験していると思いますが、どこか直せばどこかがおかしくなり、そっちを気にするとまたさっきのところが上手くいかなくなる。
乗馬で上手に乗るには、身体全体を考えて修正していくことが大事です。どこかうまくいかない場所があったとしても、そこが原因でないことも多いのです。
そして動きの中で体は繋がっていて、全体をバランスよく向上させていくことが上達のカギとなります。体が傾く、拳が高くなる、鐙が上手く踏めない等よく言われる内容にあてはまります。それらについては、また個々に今度ふれたいと思います。

色々なことを同時にやらなければいけないのが難しいところですが、どこか一ヵ所を100点にするよりも、全体を50点にして、徐々にその平均を上げていく方が良いと思います。

次回は、今回の事と連動することを書きたいと思います。

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2019
4/19
ひろコラム9(リズムを大事に)

今回は、リズムについて書きたいと思います。

馬を良いリズムで運動させてあげることは、大変重要なことになります。元気よく動かしたい時にただ速くすると考えがちです。馬にとってのリズムの重要なことについては今回は書きませんが、人が上手に乗る為にも大変重要で、乗り方を手助けしてくれる大変ありがたいものにもなります。

腕や体、脚など、馬の動きと一緒に動くときも馬のリズムに合わせて動かされたり、体が浮くような感じの時も、馬の背中に降りていく感じの時もリズムと一緒に考えるとわかりやすいです。

また、脚を使うタイミングも、ただやみくもに頑張って使うよりも馬のリズムに合わせて使うとより楽に効率的に馬にわかりやすく合図を送ることもできるし、体の力みも減らすこともできます。使うとき、その力を抜くときとリズムに合わせるとやりやすくなります。

CRでは呼吸を使って乗っていきますが、それも馬のリズムに合わせてすることで、心地よく継続しやすくなります。

馬の動きの変化があるとき、隅角や直線に変わるときや巻き乗、輪乗りに入るとき出るときも、ただ曲がろう、まっすぐ行こうだとついつい早く通過したくなってしまいますが、どんなリズムで行うのかがあると上手にいきやすくなります。

そして、リズムを意識するときには、あくまでも馬の現状のリズムの中で乗ることがとても大切です。あまり気が付きにくいのですが、ついつい自分の行きたいリズムで動こうとしてしまいます。そうすると当然馬とのズレが生じて激しく乗ってしまうことにつながります。

意外と大切だけど忘れがちなこのリズムを、改めて意識して乗ってみると上達のヒントが感じられるはずなので、おすすめですよ!

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2019
4/11
ひろコラム8(雰囲気は馬に語る)

今回は、乗馬をするときにも、お手入れ等で馬に触れ合うときも人の雰囲気を馬はいつも気にしてます、ということにふれたいと思います。

馬は皆さん知っているように、とても繊細で周りの状況にとても敏感な生き物です。以前リラックスの大切さや、馬は人と共存する能力があることについてふれたように、馬は人の仕草や感情、雰囲気をとても見ていて、感じ取っています。
人がイライラしながら近づいたり、乗ったりすると、馬はビクビクして警戒したり、バタバタしたり、時には攻撃的になったりします。
みなさんも馬上で経験あると思います。上手くいかなくてイライラしたり、怒ったりすると、馬がどんどん速くなって止まらなくなったり、まっすぐ歩かなくなったりして収集がつかなくなってしまいます。そんなのがしょっちゅうだと何しても動かなくなったりします。そして後で後悔するパターン。気持ちはよくわかります。
ということは、逆にそれを利用して乗ったりさわったりすることができるということです。
馬が速く走ってしまっているとき、ゆっくりにしたい時などは、いっぱい引っ張ったりしなくても、まずはゆっくりいくよ、まったりいくよ、といった雰囲気をつくってあげるとゆっくりになります。
CR(センタード・ライディング)の講師の先生には、馬が物見して走ったりすると、あくびをしてみて とよく言われます。

蹄洗場などでも、最初からあぶない馬でだからといって攻撃態勢でのぞむと、いつまでたってもよい関係にはなれません。注意する必要がないといっているわけではありません。いろんな状況を考えながらも、出来るだけしらーっと接するようにすることが大切です。何か馬が動くごとに怒ったりしていたら、馬はどんどん性格が歪んでいきます。もちろん人と馬の間には一定のルールが必要なので、注意するときには注意することが大切です。何が良くて何がダメなのかを明確にしてあげるとともに、本当にそれがダメなのかを考えることが必要です。

馬は人を良く見ています。自分がどのような雰囲気かをいつも気にして、馬にとって今自分はどのように見られているか、感じられているかを考えて接していくと、いい関係を築きやすくなったり、上手に乗ることにもつながったりしますよ!

※これらひろコラムの内容はわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上
 暖かい目で読んでください。


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2019
4/4
ひろコラム7(上手に乗るコツは日常生活にある)

今回は、上手に乗るコツ=体の使い方について書きたいと思います。

それは、普段みなさんが日常生活の中で何気なくやっている中にいっぱいあるのです。
ただ日常では、当たり前すぎてどうしてそれが出来ているのか考えたりしていないことが多いだけで、とても効率よく体を使っています。
馬の上でも、そういった体の使い方とほぼ同じだったり、そこから連想して体を使うのを簡単にしてくれたりできることがいっぱいあります。
具体的にどこをどうしたらいいのか、どのように連想していけばいいのかを教えてあげるのはインストラクターの仕事になりますが、何個かあげてみます。

・仕事の合間の休憩するとき、終わった後一息つくとき、落ち込んでため息をしたとき、何をしていますか?(ため息と書いてしまっていますが・・)その時体はどうなっていますか?

・ベンチ(またはトイレの便器、和洋でちらでも)に座っていて、立つときどうやって立ち上がっているでしょう?また小さな背もたれのない丸椅子(またはトイレの便器)に座るときどうやって座りますか?

・地面に立っているとき、(体育の気を付けではないですよ)どうやって立ってますか?立ってようとがんばっていますか。

・コンビニ等でちょっとした重くないものを買ったビニール袋を持っているとき、どのように持ってますか?ひじかけではないです。重いダンベルを持っているときとの違いは?

・10メートル先の郵便ポストまで行きたいとき、どこを見ているでしょうか?ポストだけ見ていたら、もしくは自分の足だけみていたらあぶないし、ドブがあるかもしれないです。

・誰か(主に子供)をおんぶしているとき、その人がどうしていたら楽ですか?逆にどうしていたら大変でしょうか?

・トランポリンで遊んだとき(わからないかな?)どうしたらいっぱいはねられるでしょうか?また、はずみたくないときは?

など、日常でないことも入ってしまいましたが、ちょっとあげただけでもこれだけあるし、もっといっぱいあります。普段当たり前にできてしまっていることでも、よーく考えてみると体を出来るだけ楽に疲れないように使っているのです。
馬の上でもまったく同じでないにしても、同じような動きをしているし、使い方をイメージしやすくなります。実際に普段の動きでのポイントやそれを乗馬でどのようにするのかはまた今度機会があれば書きます。

これが馬の上だと、怖かったり緊張したり、合図に必死になっていたりして考えられなかったり、全く別物だと思ってたりして、上手に活用できなかったりします。もしくは、ある程度までは力と気合でどうにかできたりするので考えずにいたりします。
わかっていても自分だけでは上手くいかないことが多いですよね。どちらにしても体に身につくためには1回では難しいですが、身につくと楽になりますよ。

※これらひろコラムの内容はわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上
 暖かい目で読んでください。


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2019
3/28
ひろコラム6(人と馬は持ちつ持たれつ)

先日、宇都宮で開催されたホースフットケアセミナー、プロコースに参加してきました。そこでいろいろ新しく勉強出来たり、確認出来たりしました。

そこで改めて、馬は構造的に壊れやすい体であると確認しました。
講師の先生も言っていましたが、馬は自然界で生き残るには体の進化的には上手くいかなかった動物です。自然界で生き残っている馬というとシマウマぐらいしかいないと。後は、人の管理の中で自然に近い形で継続しているのみです。
つまり、身体的構造上で進化しなかった代わりに、人になつくことでまた、人とともにお仕事等をして共存していく進化を遂げたことになります。

この辺の学術的なことは私は偉そうに言うことはできませんが、現実的に馬は人に依存して生きているし、人も馬を必要としています。

なので、一緒に生きていくために、馬は一定のルールに従っていく必要があるし、人は馬の体を気遣って負担を減らしてあげる必要があると思います。後はそのバランスです。

乗馬されている方なら、馬に優しく大事に乗ってあげたい、したいと思っている人は多いでしょうから、後はどうしたらそれをできるのか、どうすればそうなるのかを知ればいいだけで、馬は敏感に人の気持ちを察することのできる能力を持っているのでちゃんと伝わっています。

今回講習をきっかけに、上手くいかないことは多いですが、そういうことを大事にしていこう、と改めて考えて書いてみました。

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2019
3/21
ひろコラム5(馬と人との違いを考える)

今回は、馬に乗っているときに、馬と人との違いを意識する ということについて書いていきたいと思います。

と言っても、難しい事を考えるのではなくて、ちょっとした感覚的なことについて意識乗ると、乗るときに何がいけないのか、何でそのように乗らなくてはいけないかということの理解と体の使い方に助けになってくれます。

人は普段歩いたり走ったり止まっているときも、地面から足、体、頭までほぼ垂直線上の状態で動いています。つまりまっすぐ進んでいるときも曲がっていくときも体全体が同時に同じ場所を通過しています。
一方馬の場合、頭からお尻までは前後に長い状態で運動したり止まっています。つまりまっすぐ進んでいるときは直線上に頭からお尻、脚もいます。(正確にはそうなるように乗り手が導く必要がありますが)曲がるときは体のどこが一番最初にカーブに入っていくでしょうか。当たり前ですが頭ですよね。そして頭がカーブに入ったとき、馬の体はまだ直線の上にいます。ということは、馬の頭と人のいるところにはずれがあるということです。さらに馬は首が長くて、曲がることができます。それを頭からお尻まで一本の棒の感覚でとらえていないかを考えてみましょう。今書いたことは当たり前のことですが、馬の上では忘れてしまっているもしくは、考えてないということが多いのではないでしょうか。

何が言いたいかというと、自分が運動するときと体を同じ感覚で思っていると、馬の頭が曲がっていくと同時に自分も(馬の体の部分)曲がろうとして体が傾いたり体重を内側にいっぱいのせすぎたりという状態に知らず知らずなってしまいます。頭をジィーとみていることが多い場合は特にですが、そうでない場合も行先を直視しすぎて馬の体制と馬の上に乗っているイメージが抜けてしまっているときも体が崩れやすいです。
また、馬の体、体制をしっかりイメージ出来ていると、手綱・体・脚などを、今どこをどう使って馬をコントロールしていけばいいのか理解と行動をしやすくなります。

また、人は2本の左右の足で立っています。ので、どちらかというと幅広で前後は薄い状態です。
一方馬は、4つ足で前後に長く、上から見てわかるように横は薄い体になっています。
人は、左右のバランスには強いですが、前後のバランスには弱いです。馬は前後には強いけど、左右の負重には弱いです。
人は左右に強いので、知らず知らず簡単に馬の上でもどちらかの鐙で踏ん張ってしまったり、体を横にくの字におってしまったりしやすいです。

他にもいろいろありますが、また機会があれば触れたいと思います。
でも、それをわかっていても乗っているときは頭からぬけてしまいますよね。それを定着していくために私達インストラクターが手助けする必要があるし、これらを踏まえてどうすればいいのか、直すためにどうしたらいいのかをアドバイスするためにいるので大丈夫です(はずです。)。

CRでもいろいろなイメージを使って教えることを大事にしていますが、乗るときもいいイメージを持ってのることがとても大切です!

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2019
3/13
ひろコラム4(柔軟性)

今回は、柔軟性について書きたいと思います。

よくある質問の中で、体の柔らかさや乗る前のストレッチについて聞かれることがあります。
一般的に柔軟性、体が柔らかいと言うと、足がいっぱい開くかとか、前屈姿勢がどれぐらいできるかなどを考えると思います。上手に乗る為にそれが必要かどうか聞かれることが多いです。
硬いよりはもちろん柔らかい方が良いとは思いますが、そういう柔らかさがなければうまく乗れないかというと、そんなことはありません。
乗馬で必要な体の柔らかさとは、体がどれだけ曲げたり開いたりするかではなくて、どれだけ自由に(特に関節)動けるか、動かされることができるかです。
場所によってそれぞれ動く方向は決まっていて、それらを如何に固めずに必要なときに動かせたり、馬の動きを邪魔しないよう動かされる状態になっているかが大切です。前回のコラム(リラックスについて)に連動しています。
また、動ける方向に反して無理に動かしたり、固めていると体を痛めることになってしまいます。
CR(センタード・ライディング)では、これに適したストレッチを教えています。関節の空間を広げ、動きやすい状態をつくります。

それぞれの関節が柔軟性を持っていることも大切ですが、他の関節と連動して動く状態になっているか、ということも大切です。
例えば、脚には大きくわけて足首、ひざ、股関節があります。もし、立っている状態で(座っていても同じですが)つま先が地面から離れないように足首を使ってかかとを上げたらどうなるでしょう。
横から見た場合、脚はくの字に曲がりませんか。ということは、ひざと股関節も同時に動いたということになります。もし、ひざと股関節が動かないようにしていたら、左右どちらかに体を大きく傾けないとかかとは浮かないと思います。体を傾けないようにすると、重さでかかとが浮かない、またはすごい力が必要になります。

これが馬の上ではどうなるでしょう。私がレッスンさせてもらっている経験上ですが、脚が固まって足の位置が高かったり、逆に伸びて前にでてしまったり悩んでいる方が多いです。それについては、また別に書きたいと思いますが、それに関わっています。
脚に関して、みなさんが馬の上で一番簡単に動かせる、または無意識に使うところは、ひざです。そのとき他の関節と連動しない状態で、ひざを曲げたり伸ばしたらどうなるでしょう。それが上半身まで影響してきます。

ついでに、体のことで良く聞くことで、体が歪んでる、長さが違う、ケガや病気の後遺症などで動かない場所があるまたは力が入らないから上手くいかないけどどうしたらいいですか、ということも多々あります。
多かれ少なかれ、みんなそれぞれ体に特徴があって、左右対称まったく同じ、体がすべて正常な動きができるという人の方が稀です。それを体を連動させながら動きの中で修正、バランスをとっていくことを考えながら人に教えています。
ケガ等で動かなくても、それぞれにあった方法をお客さんと相談しながら一緒に課題と解決方法を見つけて解決していって、無理のない範囲で目標に向かって楽しめる乗馬にできたら最高だと思っています。

ということで、乗馬においてはまたが足がいっぱい開かなくても、問題なく乗れるし、上達もできますので大丈夫です!。もちろん関節の稼働範囲が大きいことはプラスになりますし、健康にもいいのであるにこしたことはないですね。

今後は、イラスト等も入れたいと思っていますが、もう少しできるようになったらやりたいと思います。絵心ないけど。

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2019
3/7
ひろコラム3(リラックス)

今回は、リラックスについて書きたいと思います。

「もっとリラックスして」とほとんどの人が一度は、いや一度でないぐらい言われたことがあると思います。近年では、どのスポーツでもリラックスする事でパフォーマンスが上がることは当たり前になっています。乗馬も例外ではなく、ものすごく大切な要素です。

リラックスには、心(精神状態)と体(身体)両方のリラックスが必要です。
体のリラックスは、余計な力が抜けている状態と言った方が分かりやすいかも知れません。
心の方は、結構自覚している場合が多いのですが、体の方は気が付いていない、もしくは自分では力を抜いているつもりと思っている人、または気にしていない・力を使ってのるもの、という人が多いように思います。

そして、乗馬においては人だけでなく、馬がリラックスした状態かどうかも大変重要になります。馬が運動するので当たり前ですよね。でも忘れてしまっているまたはそんなことを考えてる場合じゃないというときが多くなってしまいます。
馬についてはまた次の機会にします。

どうしてリラックスして乗らなくてはいけないのか、乗馬でどのような良いことがあるのかですが、何個か挙げていきたいと思います。
 馬は動くとき(歩いたり走ったり)足だけを動かしているのではなく、首や背中等体全体の筋肉を使って動いています。(人がそうでない状態にしてしまうこともありますが)。その上に人はまたがっているわけなので、揺れるのは自然な当たり前のことなのですが、それだと落ちそうで不安なので足でしがみつこうとしたり、体をギュッと固めて耐えようとしたくなってしまいます。その状態だと落ちるのはある程度のところまでは確率は減りますが、体を自由に動かせなくなってしまうのと、体がとてもきつくて疲れたり、痛めてしまったりするだけでなく、上に書いた通り馬が動くための筋肉を使えなくしてしまうことになります。イコール、ブレーキをかけるになってしまいます。その状態で人が動け!といろいろ合図をする。馬側としては・・・。
リラックスしていると(体が固まっていないと)馬の動きに自然と必要な場所が動かされます。動かされるのであって動くわけではないとうことが重要です。そうすると安定して乗れるだけでなく、逆に馬の動きも感じられるようになってきます。
姿勢を良くしよう、または良い形をキープしようとして固まっている方も多いです。その場合は、固まっている状態に気が付いていない場合が多いです。

長くなってしまったので簡単に書きますが、体が傾く、手が上がる揺れる、鐙が抜けるずれる、お尻がはずむ浮く、馬が早くなる遅くなる止まる、跳ねる・・・等々、リラックスできていないことが原因ということにつながっています。それぞれについても今度書きたいです。

でもどうしたら出来るのかが大切です。今回は長くなってしまったので詳しく書きませんが、リラックスしてくださいと言われて出来る人はほとんどいません。出来るための、するためのトレーニングをしたり、出来ている状態だとどうなるのか、逆にどうなっていると出来ているのかを知らなければ自分ではわからないです。それらについても今度詳しく触れたいと思いますが、今回はこの辺にしたいと思います。

一つリラックスするヒントです。
乗馬しているとき、あなたの顔はどんなですか?

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2019
2/28
ひろコラム2(発想、考え方)

今回は乗馬する時の発想や考え方についてです。

より上達を目指す上で、知識や体の慣れ等はもちろん重要で、皆さんも頑張って乗られているでしょうが、意外と当たり前のようなことでも馬の上では忘れていたり、難しく考えていたり、自分を焦って追い込んでしまっていたりしている人が多いような気がします。

発想や、物の捉え方、考え方を変えるだけで楽に上達出来たり、楽に乗れたりしてきます。

新しいことを覚えたり、体を直したり変えたりしたいとき、それを最初からすぐにできなくてはいけないとまたは、ずーとキープしていなくてはと考えてませんか。それはほとんどの人は無理だし、逆にそれにこだわりすぎてうまくいかなかったりすることが多いと思います。
いきなりそれらをできなくてはいけないのではなくて、そうなるように練習しているのであって、どのようにしてそれらを習得していくかが大事です。また、正しい状態を長く継続することはまずできないと知る事。継続できないのはダメなことではなくて、できないから頻繁に修正するという発想を持つことが重要です。できるようになるためのトレーニングについてはまた詳しく書きます。なので何回も同じことを言われて落ち込む必要はないのです。自分で頻繁に直すのを忘れてしまうので代わりに言ってもらっていると発想するのはどうでしょうか。
悪い癖を直そうと考えるのではなくて、新しい感覚を覚えていくという発想の方が楽しいと思います。

また、体が痛くなるのは当たり前、きつくなければ正しくないと思っている人も多いです。
全然そんなことはありません。
もちろん全く疲れないということはありませんが、乗り方で結構体を楽にのれます。

人は地面から垂直に細い状態で生活してますが、馬は前後に長い生き物です。それを認識するだけでも変わってきます。当たり前のことですが、忘れることが多く、人と同じ動きの感覚で乗ってると分からないことが結構あります。

もっといろいろありますが、長くなるのでこの辺にします。これらのことも細かく分けて、そのうち書ければと思います。


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2019
2/21
ひろコラム1(インストラクターとして)

最初のコラムになります。続くようにがんばります!

今回は、自分が指導者として考えていることや、決めていること、理想などを書いていこうと思います。

とにかく楽しんでもらうこと!これを大事にしています。お客さんが馬に乗って、楽しかった、これが出来た、新しく分かった、馬のことが感じられた、体が楽になった、目から鱗が落ちたなど、を含めそう思ってもらえるレッスンをすることを心がけています。そのために、いっぱい勉強をしてきましたし、これからもしていきたいと思っています。でもそれは、自分が上手に乗る為だけのことではだめで、教えるためのものが必要です。自分が上手く乗れても、教えるのが上手いとはならないからです。人と馬の体の構造や動き、相手にわかりやすく伝える言葉の使い方や雰囲気も大事ですし、何よりも今どこをどうするのが一番その人に必要か見抜く目が大事だと思っています。それらのことは今回書くと長くなるのでまたそのうち書きます。

あと、楽しく乗ってもらうには馬の状態がとても大切です。それについても違う機会に書きたいと思います。

私は、上手になりたいと思わない人はいないと考えています。それは競技で勝ちたいという人のことだけではなくて、趣味で楽しく乗れればいい人とか、健康やリハビリで乗る人も含めてです。なぜならば、安全に乗るにも、体のためにも、馬に心地よく動いてもらうためにも、上達することが必要だからです。だからと言って、お客さんに上手にならなきゃだめだと強制することはダメで、そうなりたいと思ってもらえるように導くのはインストラクターの仕事だと考えています。これは、うまく乗らないとダメだと言っているのではなく、そうなるように練習してもらえたらいいなということです。もう無理かなとか、諦めてしまったようなことを言ってた人も、ちゃんとレッスンしていくとそのうち必ず上達が実感できて、もうちょっと上手になりたいと言ってくれるようになります。心の中では上達したい、できればなーとみんな思ってるということだと思います。それを心がけています。

と、偉そうなことをいっていますが、まだまだ未熟なのでお客さんが満足してないなとか、うまくいかなくてなやんでるなということも多々あります。そういうときは、私も陰でめちゃくちゃ落ち込みます。そして今度はこうしよう、ああしようと反省します。

お客さんが上手くいかないのは、インストラクターの責任だ!と昔先輩から言われたのを今でも強く残っています。日々勉強です!

※これらひろコラムはわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上暖かく読んでください。


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2019
2/15
ひろコラム開始

これから自分の考え方(発想)などを書いていこうと思います。難しく書けないので、思いつくように気軽に書くので暖かく読んで下さい。

これを通して、ここのクラブや馬達のこと、レッスンの感じをわかってもらえればと思います!


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